【Event】「ブラジリアン・モダンの世界 ~家具と炎のかたち~」展開催 8/21(木)~9/9(火)

EcoSmart Fire六本木ショールームでは、デザインギャラリー「CASA DE」とのコラボレーションにより、展示販売会『ブラジリアン・モダンの世界 ~家具と炎のかたち~』を開催いたします。開催概要は以下概要欄をご覧ください。

本イベントでは、20世紀ブラジルを代表するデザイナー、セルジオ・ロドリゲスとリカルド・ファザネロによる名作家具を中心に、それぞれの作品の魅力を引き立てるEcoSmart Fireの暖炉をセレクトし、心地よく調和する空間をご提案いたします。温かみのある有機的なラインと、自然素材を活かしたロドリゲスのデザイン。彫刻的かつ洗練されたフォルムで魅了するファザネロの家具。一見対照的な二人の作風を結びつけるキーワードは、「有機的な造形」。これはEcoSmart Fireの炎が描き出す、柔らかなフォルムとも呼応します。

2025年、ブラジルと日本は外交樹立130周年という節目の年を迎えます。両国の文化交流があらためて見つめ直されるこの機会に、ブラジルを代表するモダニズム家具と「火」の関係をテーマにした企画展です。

ブラジル文化において、「火」は単なる暖を取る手段ではなく、人びとが集い音楽や踊り、食をともにする社交の中心として、古くから生活に根づいてきました。現在もFesta Junina(6月祭)などの伝統行事では焚き火が組まれ、コミュニティの結びつきを象徴する存在として、その文化的意味が受け継がれています。本展では、リカルド・ファザネロ 、セルジオ・ロドリゲス 、リリナ・ボ・バルディと い っ たブラジルモダニズムを代表するデザイナーたちの家具を中心に、展示・販売いたします。

熱帯気候にあるブラジルでは暖炉を備えた生活は決して一般的とは言えませんが、火のある空間だからこそ際立つ家具の有機的なフォルムや素材のコントラスト、人を自然と引き寄せる佇まいを体験いただける構成となっております。

また、「火」との関係は文化的な象徴にとどまらず、素材や製作技術の側面にも表れています。たとえばファザネロが多用したグラスファイバーは、高熱を用いて成形される素材であり、彼の作品に見られる彫刻的な質感も、火を経たプロセスによって生まれています。

さらに、EcoSmart Fireの暖炉に使用されている燃料 (バイオエタノール) には、ブラジル原産のサトウキビが原料として用いられており、ここにもまた「火」とブラジルの風土との結びつきが見出されます。

煙を出さず、持続可能なかたちで「火」のある暮らしを提案するEcoSmart Fire。そのクリーンで自由な炎と、ブラジル家具が宿す大らかさや土着性とが共鳴し合う展示空間を通して、両者が共存する新たな住まいのかたちを思い描いていただければ幸いです。

皆様のご来場、心よりお待ち申し上げております。